マインドフルネスを続けていたら、文章の書き方が変わっていた話

Author's Writing Method (Mindful Content Writing)

「最近の記事、なんか違ってきたね。」

先月、社内での校正時に言われた言葉です。

「違う?」「何か違うの?」

「前より親しみやすくて、最後まで読みやすくなった」とのことでした。

実は、マインドフルネス講座を受け始めてから、知らず知らずのうちに文章の書き方が変わっていたようです。

マインドフルネス学習で気づいた「今ここ」の大切さ

2年前からマインドフルネス講座に通い始めていました。

最初は「なんだか難しそう」と思っていたのですが、講師の方が言った言葉が印象的でした。

「過去を悔やんだり、未来を心配したりするのではなく、今この瞬間に意識を向けることが大切です」

この「今この瞬間」という考え方が、なぜか文章を書く時にも影響を与えているようです。

以前の文章の書き方

振り返ってみると、以前はこんな感じで記事を書いていました:

  • 論理的な構成を重視しすぎて、感情が伝わりにくい
  • 完璧を求めすぎて、筆が進まない
  • 読み手のことよりも、正確性ばかり気にしてしまう

要するに、「将来的にどうなるか」ばかり考えて書いていたんです。

結果として記事は完成するのですが、どこか機械的で、自分でも「なんか堅いな」と感じることがありました。

変化のきっかけは「脱力タイム」

マインドフルネス講座で学んだ呼吸法を、記事を書く前に取り入れるようになりました。

深呼吸をして「心に感じるまま」「自然体に表現しよう」と心の中でつぶやく。

これを勝手に「脱力タイム」と呼んでいます(笑)

すると不思議なことに、文章を書いている最中の意識が変わりました。

「今、書いている自分」に向けて

以前:「この表現で合っているかな?」と不安になりながら書く
:「今感じていることを、そのまま言葉にしよう」

以前:「もっと専門的に書かないと」と背伸びしがち
:「自分の体験を、自分の言葉で伝えよう」

以前:「完璧な記事にしなければ」とプレッシャーを感じる
:「今日の気づきを、誰かと共有できたらいいな」

この変化は自分でも驚くほど自然に起こりました。

これって、マインドフルライティング?

ある日ふと気づきました。

マインドフルネスで学んでいる「今この瞬間に集中する」ということを、知らず知らずのうちに文章書きでも実践していたのかもしれない、と。

  • 今書いている自分に気づく
  • 今伝えたいことを素直に書く
  • 今の自分の体験や感情を正直に表現する

結果を求めすぎず、過程を大切にする。まさにマインドフルネスの考え方です。

失敗もありました

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。

「今の気持ち」を重視しすぎて、構成がぐちゃぐちゃになった記事もありました。

「読者のため」と思って書いたのに、独りよがりな内容になってしまったこともあります。

でも、そんな時も「今回はうまくいかなかったな」と受け入れて、次の記事でまた「今この瞬間」に集中する。

この繰り返しが、少しずつ文章力を向上させてくれたように感じます。

意図していたわけではないのですが

新しい文章術として確立しようと思っていたわけではありません。

ただ、マインドフルネスを学ぶ中で、自然と文章の書き方が変わっていました。

もしかしたら、これを「マインドフル・コンテンツ・ライティング」と呼んでもいいのかもしれません。

こんな方にはおすすめかも

  • 文章が堅くなりがちな方
  • 表現にこだわってしまいがちな方
  • もっと自然体で書きたいと思っている方

完璧な手法ではありませんが、一つの参考になれば嬉しいです。

きっと万人に刺さるような記事はありません。

最後に

文章を書く前の「脱力タイム」、よろしければ試してみてください。

深呼吸をして、今、書いている自分の内面に気づく。

たったそれだけですが、文章に対する向き合い方が少し変わるかもしれません。

皆さんはどんな風に文章と向き合っていますか?

マインドフルな自分が生み出すコンテンツに出会えるきっかけになれば幸いです。


※この記事も、マインドフルな気持ちで書かせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。